
安定した高機能
HUBER+SUHNER社は、1864創業、高品質同軸ケーブルに強みを持つHuber社とパワーケーブル・プラスチックに強みを持つSuhner社が統合、極めて高い品質と高度な技術により世界的シェアを誇る、スイスの老舗メーカです。
基地局、高速通信ソリューション、研究開発、製造、防衛向けレーダ等の他、近年はRF事業を超えた医療器具、宇宙開発事業アンテナ等も開発が進められています。
高品質かつ堅牢な SUCOFLEXシリーズ
汎用性が高く、どんな用途にも使えるSUCOFLEX100シリーズは今後もHuber+Suhner社の堅実性を表すような製品となるでしょう。
単線の減衰の低さと、より線の柔軟性を掛け合わせた Huber+Suhner社独自の芯線鉸め行程であるRotarySwage(ロータリースウェージング)技術はHuber+Suhner社のフラグシップモデルであるSUCOFLEXシリーズに用いられており、最新の型番には基本的に全てこちらの加工法が適用されております。
ロータリースウェージングについてはこちらに解説しています。
SUCOFLEX 570S
5Gや防衛等によるさらなるミリ波帯に対応する製品として、Huber+Suhner社が2020年10月末に発表した最新製品です。
高い柔軟性を兼ね備えながら、20,000回以上の曲げに耐えられる頑丈さ、優れた位相安定度を合わせ持つ、70GHz まで対応のケーブルは他に例のない、Huber+Suhner社の最高品質のひとつです。
SUCOFLEXシリーズと汎用ケーブルRG223/U との比較
上記グラフの横軸は周波数(0-70GHz)、縦軸は減衰量(0-7dB/m)
複数の同軸ケーブル(SUCOFLEX及びRG223/U)の特性を比較したものです。
SUCOFLEX 104、106 は直線的な減衰特性であり、特にSUCOFLEX 104は26GHzで1.5dB/m以下の良好な減衰特性です。SUCOFLEX 550および570は、低周波数帯域では減衰が高いものの、50 GHzや 70 GHzのミリ波帯域まで同軸でサポートできる点が特に優れています。一般的なMILケーブル RG223/Uは、最大6 GHzまでの仕様です。
上図は、SUCOFLEX106とRG223/Uの許容電力を周波数別に示したものです。
SUCOFLEX106は、6 GHz時650W CWを許容している一方、一般的な同軸ケーブルRG223/Uは最大50W CWです。18 GHzという高周波下で一定の許容電力を仕様化しているケーブルは多くありません。



エム・アールエフ(株)では以下のSUCOFLEXシリーズ等を国内に在庫しています。通常、メーカー最小受注数量が10本の製品ですが、弊社は国内在庫と国内加工を行うことにより、1本からのご提供に対応します。
在庫品に記載がない製品であっても、お客様のご所要とご入用に合わせて柔軟に対応しています。
詳しい情報、ご相談についてはエム・アールエフ株式会社までお問い合わせくださいませ。